【転職】エージェントを利用した転職活動の進め方(リクルートとDodaの比較)
どうも、ジューニー・スワンです。
先日転職活動中と述べましたが、幸運なことに活動を始めて約2ヶ月で無事に内定を頂き、4月から経理として入社することになりました。
ここ最近になって書類選考や面接に落選したりと、徐々に選考待ちの企業が減ってきていました。その為このままでは長期戦になると危機感を感じていたので、ホッとしました。
今回は、この転職活動経験を踏まえて、未経験の方に私自身の転職の進め方をお伝えできればと思います。ブログの更新が滞っていたのは、この記事に手間取っていた為です。
- 転職エージェンとは
- リクルートとDodaの二刀流
- 電話面談
- 応募書類作成
- 書類添削はエージェント以外への依頼がオススメ
- 求人募集企業への応募
- 面接
- 求人への応募は慎重に
- 面接前の準備
- 選考通過と落選
- 転職活動において重要な意識づけ
- 両社の支援があってこその内定
転職エージェンとは
さて私は、今回の転職活動でエージェントを活用しました。
そもそもエージェント(agent)とは英語で代理人、仲介者という意味です。
つまり、求職者(私)と求人依頼企業の間に入ってやり取りをしてくれる仲介人です。彼らは求職者の資質や希望を踏まえて、それらがマッチングする企業の求人紹介だけでなく、日程調整等の選考受験から内定後の企業とのやりとりのサポートをしてくれます。
実際に利用するにあたっての料金についてですが、求職者は一切払いません。なぜかというと、エージェントが紹介した求職者が入社した募集企業から報酬を受け取るという仕組みになっているからです。
リクルートとDodaの二刀流
そんな中、私はリクルートエージェントとパーソルキャリア(Doda)の2社を活用していました。
なぜこの2社にしたかという理由ですが、大手である点(リクルート)とCMや電車などでの広告が目立つ点(Doda)の2点です。
何故そこに着目したかというと、大手である点と多額の広告費により紹介報酬が他のエージェントと比較しても高いと想定できた。そして、それだけ人材にお金を出すということは人材を大事に会社であると考えに至ったからです。(様々な企業の選考を受験する中で、評判の悪い会社もあったので注意が必要です。)
2社にした理由は1社依存だと、不安だと思ったからです。
両方扱うのは難しいかなと最初は不安にはなりましたが、慣れればそこまで難しいことではありません。もちろん求人の視野が広がるという点ではメリットがありますし、リクルートを使った方がいいと思う理由は書類作成専用ページや面接練習などのサービスが充実している点です。
このエージェント併用について、それぞれの担当者にはその事実を伝えた方がいいです。隠す方が後ろめたい気持ちがしてしまいますし、むしろ私という商品を別のエージェントに取られまいと頑張ってくれます。
今回2社のエージェントを活用した中での私自身の感じた両社の印象を一覧表(下図参照)にまとめたので、少しずつ補足も交えながら説明していきます。
電話面談
エージェントに登録したら、まずは電話面談をして、今後の方向性について決めます。勤務地や職種、業界などの勤務条件に関して、自分自身の要望を伝えます。
この最初の電話面談において、リクルートの方がDodaよりも時間をかけて詳細に話を聞いてくれました。ただ、要望が求人紹介にきちんと反映されていたかは疑問ですが。
応募書類作成
面談が終わると、次は職務経歴書というこれまでの職歴を詳細に記した書類を作成します。リクルートには職種ごとの例題を見ながら、職務経歴書を簡単に入力できるサイトのようなものがありますので意外と簡単に入力できました。
この時に業務内容のまとめに役立ったのが、前職の時に毎日つけていた日報です。転職書類を作成するためにつけていたわけではないですが、残しておいて良かったなと改めて思いました。
書類についてですが、履歴書も作成しておいた方がいいです。面接を受けることになればほぼ100%履歴書を持参することになるので、excel版をwebサイトからダウンロードし、志望動機欄以外は早めに埋めておきましょう。
書類添削はエージェント以外への依頼がオススメ
また、書類の添削についてですが、エージェントには一切期待しないでください。彼らは一人で何人もの求職者を担当して、企業との橋渡しをしています。私はやり取りの中で、一人ひとりの書類を念入りにチェックする時間は彼らに無いように感じました。
書類作成が大事なのは、応募先の企業に社会人としての資質を見られるからです。エージェントはそこまで大事ではないと言われてはいましたが、私はある程度納得いくまで練直しをしました。
おススメは、ハローワークもしくは役所が委託している就職支援法人に依頼することです。書類に関しては、彼らの方がよく見てくれ、添削を何度もしてくれました。
作成したらそれぞれのエージェントサイトで担当者向けにアップロードをして、提出完了です。
求人募集企業への応募
書類作成が終わると、次は基本的にエージェントが求人紹介してくれる企業に応募します。手続き自体は簡単です。スマホなりPCなりで、求人の応募するアイコンで楽にできます。
リクルートは大手なだけあって、大企業の求人も含め、求人数自体が多かったです。しかし、実務経験を活かした経理職を志望する私の要望とは裏腹に、総務や人事などの求人も紛れ込んでいたので、質より量を重視されていると感じました。
一方、 Dodaは求人数は少ないものの、私が要望した経理職のみを案内してくれました。その点、私の希望を汲んでくれているという点で印象が良かったです。
実際に、リクルートでは60社応募して書類通過は6社。Dodaでは29社に対し、5社という結果が示すとおり、たくさん応募すればいいというわけではありません。
面接
書類選考を通過したら、次は一次面接です。中には一次面接で最終選考となる企業もありますが、中途採用選考の大半は二次面接で終了です。
そのような選考形態の中で、一次と二次の間にSPI選考を挟む企業は多いです。しかし、とてもひどい点を取らなければ落ちることは無いと思います。それに私は参考書を買いましたがチラ見程度しかしていませんが、SPIで落ちたことは無いので重要度は低いと思います。
面接練習に関してですが、リクルートには面接専門のアドバイザーの方がおられるので、一度だけですが面接練習をしてもらえます。もちろん無料で。
自分の志望する業界や職種を伝え、それを踏まえて実践想定をした面接練習をしてくれます。その後、いい点と悪い点をフィードバックしてもらって最後にアドバイスをしてもらえます。この練習は本当に助かりました。
ただ、実践に勝る練習はないと思います。実際に面接を何回も受ける中で喋りは上手になったと実感していますし、私自身が面接練習をしたのもこの1回限りです。自分が住んでいる都道府県にあって、あまり交通費のかからない近場の会社を練習目的で受けてみるのもいいかもしれませんね。
求人への応募は慎重に
エージェントは気になる求人があればどんどん申し込んでくれと言いますが、現に面接を受けるのは求職者自身ですし、もちろん現地までの交通費も発生してきます。その為、実際に面接で話を聞きたいなと思うというのが、応募を判断するポイントだと思います。
ただ人それぞれで違うと思うので、失敗を恐れず色々なやり方を試して自分で感覚を掴んでいくことが重要だと思います。
一次面接確定後、求人票を改めて見ると選考辞退しようかなと感じる企業も出てきます。しかし、それをエージェントは嫌います。なぜなら、募集企業とエージェント会社の信用問題になるからです。
実際に面接を受けてみてイメージと違うと感じるから二次選考をキャンセルするのはかまわないので、一次だけは絶対に行ってくれと言われます。これは、どのエージェントでも同じです。
それ故に、一次面接は行きたくなくても行った方がいいです。なるべく。
ただ、私は3回も一次面接の選考前に「行きたくない」という理由でキャンセルしたので、そのようなことを言える身分では一切ございません。長文メールで「企業様にご迷惑がかかりますので」とエージェントに圧をかけられても、私は一切折れませんでした。どうしても行きたくなかったので。
しかし、私の様に何度も選考を拒否するのは控えるべきです。エージェントとの関係に亀裂が入りますから。
その為、応募の前に再度業務内容や会社住所等の求人票に記載してある雇用条件等の情報はしっかり確認しましょう。
面接前の準備
面接前の準備についてですが、選考を受ける企業HPは隈なくチェックして研究してから臨んでください。上場企業であれば、IRや直近のニュースを見て現在の会社の状況も確認しておくといいと思います。
私は、企業研究のフォーマットをexcelで作成して、自身で企業について自分の言葉でまとめて、ある程度の企業情報を面接までに覚える様にしていました。
また、面接に挑むにあたって必要最低限準備すべき事項は、以下5点です。
1. 退職(転職)理由
2. 志望動機
3. 経理職を希望する理由
4. 入社後のビジョン
5. 質問(3問ぐらい):面接の最後に、逆質問の時間があるので意欲を見せる意味で。
これらは事前に用意しておかなければ、その場の思いつきでは面接官を納得させる回答をすることはかなり難しいでしょう。
また、表情も大事です。私は笑顔を作るのが苦手なので、口角を少し上げてなるべく柔らかい表情を意識していました。
選考通過と落選
面接を何度もこなしていく中で、分かったことは面接時の相手の反応で選考に落ちたことが分かるようになるということです。相手の表情や質問内容そしてリアクションで、自分に興味が無いことが感じられるようになるので、それが不採用の合図です。
一方で、選考通過もしくは採用決定の連絡は早いです。企業も欲しいと思った求職者を逃したくないでしょう。
ただ、不採用になったからと言って落ち込む必要はありません。採用不採用なんて面接官との相性で決まるようなものなので、自分自身を責める必要は全くありませんし、企業ごとで面接の対応は全然違いますから。
また下記に添付した記事にもある通り、日本企業式の採用方法(面接)は優秀な人材を見抜きにくい方法であるとの記述があります。
ただし、面接前の準備と面接後の振り返りは必ずしましょう。先に述べた事前準備をせずに不採用になるのは、意外と心のダメージが大きいです。それに、別の企業の選考にまで影響してしまうと非常にもったいないですから。
また同じ質問内容を別の企業でも聞かれることがあるので、面接後の復習は非常に重要です。
転職活動において重要な意識づけ
ここで転職活動においてとても為になる動画を紹介します。それはメンタリストのDaiGoさんのyoutubeチャンネルにある、「就活・転職で成功する人、失敗する人」という動画です。
この動画では、就職活動における不安やネガティブ思考と準備の関係やポジティブ思考について役に立つ話を聞くことができます。私はこの動画を観て不安を準備に変える意識づけをして、転職活動を乗り切ったのでおススメします。
両社の支援があってこその内定
今回、私はDodaにご紹介頂いた求人の会社で内定を頂きました。しかし、それはリクルートが良くなかったというわけではありません。既述してある通り、リクルートのサービスを利用して、職務経歴書の作成や面接での注意点理解もできました。それが、今回の内定に大きな影響をもたらしたのは言うまでもありません。
だからこそ、私は両エージェントに感謝しています。どちらかの存在が欠けていたら、今回の内定にたどり着けなかったと断言できます。
実際に仕事をしてみて職場環境という観点から判断すべきことだとは思うのですが、今回の転職は成功だと思います。
結果的に前職比の年収の向上や年間休日の増加、そして経理職採用という3点は転職活動始めた当初に求めていた以上の好条件で驚いており、転職活動は蓋を開けてみないと分からないということを実感しました。
書類選考では80社以上に相手をされなかったので、その不採用にした企業を見返せられるように次の仕事では経験と知識そして業務スキルを磨けるように頑張ります。
では。